ちはやふる単行本折り返しの句 – 楽しく百人一首

ちはやふる単行本折り返しの句

「ちはやふる」単行本の折り返しの句

・1巻 ちはや登場
ちはやぶる 神代も聞かず竜田川 からくれないに 水くくるとは (17)

・2巻 太一とちはや再会
誰をかも しる人にせむ高砂の 松も昔の 友ならなくに (34)

・3巻 新とちはや再会
瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末にあわむととぞ思ふ (77)

・4巻 新と一瞬だけ会えたけど・・
めぐりあいて 見しやそれともわかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな (57)

・5巻 新は夢に出てこない
すみの江の 岸による波 よるさへや 夢のかよひ路 人めよくらむ (18)

・6巻 かなちゃんの送り札
田子の裏に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は振りつつ (4)

・7巻 新がカルタ再開
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くやもしほの 身もこがれつつ (97)

・8巻 ちはやが冬に新に電話する
かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞふけにける (6)

・9巻 花野すみれちゃん登場
花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる 眺めせし間に (9)

・10巻 新、大海原に漕ぎ出す
わたの原 こぎ出でて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波 (76)

・11巻 決勝「あさぼらけあ」でちはや負ける
朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 (31)

・12巻 しのぶちゃん君臨
しのぶれど 色にでにけり わが恋は 物や思ふと 人の問うまで(40)

・13巻 かなちゃんが試合中そっと手を置く
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける(98)

・14巻 駒野くんデータで「ありま」取った
有馬山 いなの笹原 風吹けば いでそよ人を わすれやはする(58)

・15巻 太一運命戦「ゆらのと」取れた
由良の門を わたる舟人 かぢをたえ ゆくへも知らぬ 恋の道かな (46)

・16巻 ケガの千早が「きみがためお」をしのぶちゃんから取る
君がため をしからざりし 命さえ ながくもがなと 思ひけるかな (50)

・17巻 スミレちゃんの恋心にかなちゃんが送る
かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを (51)

18巻 秋に太一が変わる
秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出ずる月の 影のさやけさ (79)

19巻 太一運命戦当てずっぽうに見えるが違う
心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花(29)

20巻 修学旅行で歌合見る
恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか

21巻 「わた」り手が強い新
わたの原 八十島かけて こぎ出でぬと 人には告げよ あまの釣舟(11)

22巻 膝が痛い原田先生
花さそふ嵐の庭の雪ならでふりゆくものはわが身なりけり

23巻 「好きや千早」新が告白
逢い見てののちの心にくらぶれば昔は物を思はざりけり

24巻 名人戦の陣決め
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露にぬれつつ(1)

25巻 原田先生が周防さんを本当の「名人」にした
名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな(25)

26巻 ヒョロくん負けて
人をもし人も恨めしあぢきなく世を思ふゆえに物思ふ身は

27巻 太一がやめて千早泣く
風をいたみ岩うつ波のおのれのみくだけて物を思ふころかな

28巻 世の中もカルタ部も変わっていく
世の中は常にもがもな渚こぐあまの小舟の綱手かなしも

29巻 太一帰ってきてほしい
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば いま帰り来む(16)

30巻 太一の気配だけは感じる
滝の音は耐えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ

31巻
このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに(24)

32巻
大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ず天の橋立

33巻 新がしのぶちゃんから超加速で取る
憂かりける人を初瀬の山おろしよはげしかれとは祈らぬものを

34巻 しのぶちゃんの孤独
さびしさに宿を立ち出でてながむればいづこも同じ秋の夕暮れ

35巻
月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど(23)

36巻 理音ちゃん覚醒。M音取る。
み吉野の山の秋風や夜ふけてふるさと寒く衣打つなり

37巻 「はるす」が出た
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山(2)

38巻 桃ちゃんが昔のクイーンに憧れた
みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ(27)

39巻
契りきなかたみに袖をしぼりつつ末の松山波越さじとは

40巻 新VS太一の最終札
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山嵐を あらしといふらむ(22)

41巻
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる

42巻 周防さんがキョコタンにカクテルを
いにしへの奈良の都の八重桜今日九重ににほひぬるかな

43巻 雪の中太一応援に行く
君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ(15)

44巻
玉の緒よ絶えねば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする

45巻
小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば いまひとたびの みゆき待たなむ(26)

46巻
八重むぐら茂れる宿のさびしきに人こそ見えね秋は来にけり

47巻
筑波嶺の峰より落つるみなの川恋ぞつもりて淵となりぬる