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- ちはやふる9巻
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- ちはやふる6巻
- ちはやふる5巻
- ちはやふる4巻
- ちはやふる3巻
- ちはやふる2巻
- ちはやふる1巻
- 百人一首
- 1. 秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ / 天智天皇
- 2. 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 / 持統天皇
- 3. あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む / 柿本人麿
- 4. 田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は振りつつ / 山辺赤人
- 5. 奥山に もみじ踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき / 猿丸大夫
- 6. かささぎの 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける / 中納言家持
- 7. 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも / 阿倍仲麿
- 8. わが庵は 都のたつみ しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり / 喜撰法師
- 9. 花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる 眺めせし間に / 小野小町
- 10. これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 / 蝉丸
- 11. わたの原 八十島かけて こぎ出でぬと 人には告げよ あまの釣舟 / 参議篁
- 12. 天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ / 僧正遍昭
- 13. 筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる / 陽成院
- 14. みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆえに 乱れそめにし 我ならなくに / 河原左大臣
- 15. 君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ / 光孝天皇
- 16. 立ち別れ いなばの山の 峰におふる まつとし聞かば 今帰り来む / 中納言行平
- 17. ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれないに 水くくるとは / 在原業平朝臣
- 18. 住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人めよくらむ / 藤原敏行朝臣
- 19. 難波潟 短き葦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや / 伊勢
- 20. わびぬれば いまはた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ / 元良親王
- 21. いま来むと いひしばかりに 長月の ありあけの月を 待ち出でつるかな / 素性法師
- 22. 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ / 文屋康秀
- 23. 月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど / 大江千里
- 24. このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに / 菅家
- 25. 名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな / 三条右大臣
- 26. 小倉山 峰のもみじ葉 心あらば いまひとたびの みゆき待たなむ / 貞信公
- 27. みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ / 中納言兼輔
- 28. 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば / 源宗于朝臣
- 29. 心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 / 凡河内躬恒
- 30. 有明けの つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし / 壬生忠岑
- 31. 朝ぼらけ 有明けの月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 / 坂上是則
- 32. 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ もみぢなりけり / 春道列樹
- 33. ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ / 紀友則
- 34. 誰をかも しる人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに / 藤原興風
- 35. 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける / 紀貫之
- 36. 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ / 清原深養父
- 37. 白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける / 文屋朝康
- 38. 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな / 右近
- 39. 浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき / 参議等
- 40. 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで / 平兼盛
- 41. 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか / 壬生忠見
- 42. 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波超さじとは / 清原元輔
- 43. 逢い見ての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり / 権中納言敦忠
- 44. 逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし / 中納言朝忠
- 45. あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな / 謙徳公
- 46. 由良の門を わたる舟人 かぢをたえ ゆくへも知らぬ 恋の道かな / 曽禰好忠
- 47. 八重むぐら 茂れる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり / 恵慶法師
- 48. 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな / 源重之
- 49. みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ 物をこそ思へ / 大中臣能宣朝臣
- 50. 君がため をしからざりし 命さえ ながくもがなと 思ひけるかな / 藤原義孝
- 51. かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを / 藤原実方朝臣
- 52. 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なお恨めしき 朝ぼらけかな / 藤原道信朝臣
- 53. 嘆きつつ 独りぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る / 右大将道綱母
- 54. 忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな / 儀同三司母
- 55. 滝の音は 耐えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ / 大納言公任
- 56. あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今一たびの 逢ふこともがな / 和泉式部
- 57. めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな / 紫式部
- 58. 有馬山 いなの笹原 風吹けば いでそよ人を わすれやはする / 大弐三位
- 59. やすらはで 寝なましものを 小夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな / 赤染衛門
- 60. 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 / 小式部内侍
- 61. いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に にほひぬるかな / 伊勢大輔
- 62. 夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関は許さじ / 清少納言
- 63. 今はただ 思ひたえなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな / 左京大夫道雅
- 64. 朝ぼらけ 宇治の川霧 絶えだえに あらはれ渡る 瀬々の網代木 / 権中納言定頼
- 65. 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ / 相模
- 66. もろともに あはれと思へ 山ざくら 花よりほかに 知る人もなし / 前大僧正行尊
- 67. 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ / 周防内侍
- 68. 心にも あらで憂世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな / 三条院
- 69. 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり / 能因法師
- 70. さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕暮れ / 良暹法師
- 71. 夕されば 門田の稲葉 おとづれて 葦のまろやに 秋風ぞふく / 大納言経信
- 72. 音にきく 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ / 祐子内親王家紀伊
- 73. 高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ / 前中納言匡房
- 74. 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを / 源俊頼朝臣
- 75. ちぎりおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり / 藤原基俊
- 76. わたの原 こぎ出でて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波 / 法性寺入道前関白太政大臣
- 77. 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あわむとぞ思ふ / 崇徳院
- 78. 淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜ねざめぬ 須磨の関守 / 源兼昌
- 79. 秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出ずる月の 影のさやけさ / 左京大夫顕輔
- 80. ながからむ 心も知らず 黒髪の みだれて今朝は ものをこそ思へ / 待賢門院堀河
- 81. ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる / 後徳大寺左大臣
- 82. 思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり / 道因法師
- 83. 世の中よ 道こそなけれ 思い入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる / 皇太后宮太夫俊成
- 84. ながらえば またこのごろや しのばれん 憂しと見し世ぞ いまはこいしき / 藤原清輔朝臣
- 85. 夜もすがら もの思ふころは 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり / 俊恵法師
- 86. 嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな / 西行法師
- 87. 村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕暮れ / 寂蓮法師
- 88. 難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき / 皇嘉門院別当
- 89. 玉の緒よ 絶えねば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする / 式子内親王
- 90. 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色は変はらず / 殷富門院大輔
- 91. きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む / 後京極摂政前太政大臣
- 92. わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし / 二条院讃岐
- 93. 世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも / 鎌倉右大臣
- 94. み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣打つなり / 参議雅経
- 95. おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に すみぞめのそで / 前大僧正慈円
- 96. 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり / 入道前太政大臣
- 97. 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ / 権中納言定家
- 98. 風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける / 従二位家隆
- 99. 人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆえに 物思ふ身は / 後鳥羽院
- 100. 百敷や ふるき軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり / 順徳院
- 部立
- 春
- 夏
- 秋
- 1. 秋の田の 仮庵の庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ / 天智天皇
- 5. 奥山に もみじ踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき / 猿丸大夫
- 17. ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれないに 水くくるとは / 在原業平朝臣
- 22. 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ / 文屋康秀
- 23. 月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど / 大江千里
- 26. 小倉山 峰のもみじ葉 心あらば いまひとたびの みゆき待たなむ / 貞信公
- 29. 心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 / 凡河内躬恒
- 32. 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ もみぢなりけり / 春道列樹
- 37. 白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける / 文屋朝康
- 47. 八重むぐら 茂れる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり / 恵慶法師
- 69. 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり / 能因法師
- 70. さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕暮れ / 良暹法師
- 71. 夕されば 門田の稲葉 おとづれて 葦のまろやに 秋風ぞふく / 大納言経信
- 79. 秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出ずる月の 影のさやけさ / 左京大夫顕輔
- 87. 村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕暮れ / 寂蓮法師
- 91. きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む / 後京極摂政前太政大臣
- 94. み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣打つなり / 参議雅経
- 冬
- 恋
- 3. あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む / 柿本人麿
- 13. 筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる / 陽成院
- 14. みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆえに 乱れそめにし 我ならなくに / 河原左大臣
- 18. 住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人めよくらむ / 藤原敏行朝臣
- 19. 難波潟 短き葦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや / 伊勢
- 20. わびぬれば いまはた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ / 元良親王
- 21. いま来むと いひしばかりに 長月の ありあけの月を 待ち出でつるかな / 素性法師
- 25. 名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな / 三条右大臣
- 27. みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ / 中納言兼輔
- 30. 有明けの つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし / 壬生忠岑
- 38. 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな / 右近
- 39. 浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき / 参議等
- 40. 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで / 平兼盛
- 41. 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか / 壬生忠見
- 42. 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波超さじとは / 清原元輔
- 43. 逢い見ての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり / 権中納言敦忠
- 44. 逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし / 中納言朝忠
- 45. あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな / 謙徳公
- 46. 由良の門を わたる舟人 かぢをたえ ゆくへも知らぬ 恋の道かな / 曽禰好忠
- 48. 風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな / 源重之
- 49. みかきもり 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ 物をこそ思へ / 大中臣能宣朝臣
- 50. 君がため をしからざりし 命さえ ながくもがなと 思ひけるかな / 藤原義孝
- 51. かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを / 藤原実方朝臣
- 52. 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なお恨めしき 朝ぼらけかな / 藤原道信朝臣
- 53. 嘆きつつ 独りぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る / 右大将道綱母
- 54. 忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな / 儀同三司母
- 56. あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今一たびの 逢ふこともがな / 和泉式部
- 58. 有馬山 いなの笹原 風吹けば いでそよ人を わすれやはする / 大弐三位
- 59. やすらはで 寝なましものを 小夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな / 赤染衛門
- 63. 今はただ 思ひたえなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな / 左京大夫道雅
- 65. 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ / 相模
- 72. 音にきく 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ / 祐子内親王家紀伊
- 74. 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを / 源俊頼朝臣
- 77. 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あわむとぞ思ふ / 崇徳院
- 80. ながからむ 心も知らず 黒髪の みだれて今朝は ものをこそ思へ / 待賢門院堀河
- 82. 思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり / 道因法師
- 85. 夜もすがら もの思ふころは 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり / 俊恵法師
- 86. 嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな / 西行法師
- 88. 難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき / 皇嘉門院別当
- 89. 玉の緒よ 絶えねば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする / 式子内親王
- 90. 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色は変はらず / 殷富門院大輔
- 92. わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし / 二条院讃岐
- 97. 来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ / 権中納言定家
- 旅
- 別れ
- 雑
- 8. わが庵は 都のたつみ しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり / 喜撰法師
- 10. これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 / 蝉丸
- 12. 天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ / 僧正遍昭
- 34. 誰をかも しる人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに / 藤原興風
- 55. 滝の音は 耐えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ / 大納言公任
- 57. めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな / 紫式部
- 60. 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 / 小式部内侍
- 62. 夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関は許さじ / 清少納言
- 66. もろともに あはれと思へ 山ざくら 花よりほかに 知る人もなし / 前大僧正行尊
- 67. 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ / 周防内侍
- 68. 心にも あらで憂世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな / 三条院
- 75. ちぎりおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり / 藤原基俊
- 76. わたの原 こぎ出でて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波 / 法性寺入道前関白太政大臣
- 83. 世の中よ 道こそなけれ 思い入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる / 皇太后宮太夫俊成
- 84. ながらえば またこのごろや しのばれん 憂しと見し世ぞ いまはこいしき / 藤原清輔朝臣
- 95. おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に すみぞめのそで / 前大僧正慈円
- 96. 花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり / 入道前太政大臣
- 99. 人も惜し 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆえに 物思ふ身は / 後鳥羽院
- 100. 百敷や ふるき軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり / 順徳院
- 出典
- 01古今和歌集
- 5. 奥山に もみじ踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき / 猿丸大夫
- 7. 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも / 阿倍仲麿
- 8. わが庵は 都のたつみ しかぞ住む 世をうぢ山と 人はいふなり / 喜撰法師
- 9. 花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる 眺めせし間に / 小野小町
- 11. わたの原 八十島かけて こぎ出でぬと 人には告げよ あまの釣舟 / 参議篁
- 12. 天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ / 僧正遍昭
- 14. みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆえに 乱れそめにし 我ならなくに / 河原左大臣
- 15. 君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ / 光孝天皇
- 16. 立ち別れ いなばの山の 峰におふる まつとし聞かば 今帰り来む / 中納言行平
- 17. ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれないに 水くくるとは / 在原業平朝臣
- 18. 住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人めよくらむ / 藤原敏行朝臣
- 21. いま来むと いひしばかりに 長月の ありあけの月を 待ち出でつるかな / 素性法師
- 22. 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ / 文屋康秀
- 23. 月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど / 大江千里
- 24. このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢの錦 神のまにまに / 菅家
- 28. 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば / 源宗于朝臣
- 29. 心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 / 凡河内躬恒
- 30. 有明けの つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし / 壬生忠岑
- 31. 朝ぼらけ 有明けの月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 / 坂上是則
- 32. 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ もみぢなりけり / 春道列樹
- 33. ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ / 紀友則
- 34. 誰をかも しる人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに / 藤原興風
- 35. 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける / 紀貫之
- 36. 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ / 清原深養父
- 02後撰和歌集
- 03拾遺和歌集
- 3. あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の 長々し夜を ひとりかも寝む / 柿本人麿
- 26. 小倉山 峰のもみじ葉 心あらば いまひとたびの みゆき待たなむ / 貞信公
- 38. 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな / 右近
- 40. 忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで / 平兼盛
- 41. 恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか / 壬生忠見
- 43. 逢い見ての のちの心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり / 権中納言敦忠
- 44. 逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし / 中納言朝忠
- 45. あはれとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな / 謙徳公
- 47. 八重むぐら 茂れる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり / 恵慶法師
- 53. 嘆きつつ 独りぬる夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る / 右大将道綱母
- 73. 高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ / 前中納言匡房
- 04後拾遺和歌集
- 42. 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波超さじとは / 清原元輔
- 50. 君がため をしからざりし 命さえ ながくもがなと 思ひけるかな / 藤原義孝
- 51. かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを / 藤原実方朝臣
- 52. 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なお恨めしき 朝ぼらけかな / 藤原道信朝臣
- 56. あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今一たびの 逢ふこともがな / 和泉式部
- 58. 有馬山 いなの笹原 風吹けば いでそよ人を わすれやはする / 大弐三位
- 59. やすらはで 寝なましものを 小夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな / 赤染衛門
- 62. 夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂の 関は許さじ / 清少納言
- 63. 今はただ 思ひたえなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな / 左京大夫道雅
- 65. 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ / 相模
- 68. 心にも あらで憂世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな / 三条院
- 69. 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり / 能因法師
- 70. さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕暮れ / 良暹法師
- 05金葉和歌集
- 06詩歌和歌集
- 07千載和歌集
- 55. 滝の音は 耐えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ / 大納言公任
- 64. 朝ぼらけ 宇治の川霧 絶えだえに あらはれ渡る 瀬々の網代木 / 権中納言定頼
- 67. 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ / 周防内侍
- 74. 憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを / 源俊頼朝臣
- 75. ちぎりおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり / 藤原基俊
- 80. ながからむ 心も知らず 黒髪の みだれて今朝は ものをこそ思へ / 待賢門院堀河
- 81. ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただありあけの 月ぞ残れる / 後徳大寺左大臣
- 82. 思ひわび さても命は あるものを 憂きにたへぬは 涙なりけり / 道因法師
- 83. 世の中よ 道こそなけれ 思い入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる / 皇太后宮太夫俊成
- 85. 夜もすがら もの思ふころは 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり / 俊恵法師
- 86. 嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな / 西行法師
- 88. 難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき / 皇嘉門院別当
- 90. 見せばやな 雄島のあまの 袖だにも ぬれにぞぬれし 色は変はらず / 殷富門院大輔
- 92. わが袖は 潮干にみえぬ 沖の石の 人こそ知らね かわく間もなし / 二条院讃岐
- 95. おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に すみぞめのそで / 前大僧正慈円
- 08新古今和歌集
- 2. 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 / 持統天皇
- 4. 田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は振りつつ / 山辺赤人
- 6. かささぎの 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける / 中納言家持
- 19. 難波潟 短き葦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや / 伊勢
- 27. みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ / 中納言兼輔
- 46. 由良の門を わたる舟人 かぢをたえ ゆくへも知らぬ 恋の道かな / 曽禰好忠
- 54. 忘れじの 行く末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな / 儀同三司母
- 57. めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな / 紫式部
- 79. 秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出ずる月の 影のさやけさ / 左京大夫顕輔
- 84. ながらえば またこのごろや しのばれん 憂しと見し世ぞ いまはこいしき / 藤原清輔朝臣
- 87. 村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕暮れ / 寂蓮法師
- 89. 玉の緒よ 絶えねば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする / 式子内親王
- 91. きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣かたしき ひとりかも寝む / 後京極摂政前太政大臣
- 94. み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣打つなり / 参議雅経
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