77. 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あわむとぞ思ふ / 崇徳院(すとくいん)
(読み)せをはやみ いわにせかるる たきがわの われてもすえに あわんとぞおもう
(訳)川瀬の急流が岩にせきとめられて分かれても、また下流で合わさるように、今2人が別れても将来再び逢おうと思う。
(作者)崇徳院(すとくいん)。第75代天皇。崇徳上皇。
和歌が好きでよく歌の会を開いた。父の鳥羽院からは自分の子でないため愛されなかったと言われる。
1156年・保元(ほうげん)の乱で、弟の後白河天皇に敗北し、讃岐国(さぬきのくに)に流された。
勝〇 | 負✕ | |
〇後白河天皇(弟) | VS | ✕崇徳上皇(兄) |
〇藤原忠通(兄)(76) | ✕藤原頼長(弟) | |
〇平清盛(おい) | ✕平忠正(叔父) | |
〇源義朝(兄) | ✕源為義(父)・源為朝(弟) |