百人一首・枕詞
百人一首の語句
藤原定家
「百人一首」参考図書
「百人一首」参考図書
・『まんが百人一首大辞典』
・『マンガで楽しむ古典 百人一首』
・『わたしたちの古典 百人一首』
・『原色小倉百人一首』
・漫画『うた恋い。』『うた変』
・『もしも紫式部が大企業のOLだったなら』
・漫画『ちはやふる』全50巻
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百人一首を一首ずつ丁寧に解説してくれています。マンガなので分かりやすく、入門の本としてぴったりでした。フリガナがふってあるのもありがたいです。
内容はかなり充実しているので、大人の学び直しにもいい一冊だなと思います。
オールカラーなのもグッド。歌の意味の解説や、語句の説明、作者についてなど情報たっぷりです。
本の中身はこんな感じ。↓↓ 見開きで1首ずつ説明があります。
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『まんが百人一首大辞典』
一首ずつ、百首すべての解説があります。マンガと解説が載っています。
歌の解釈だけではなく、その歌人や時代背景などさらに詳しい解説があるのでより深い学びになります。
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『マンガで楽しむ古典 百人一首』
※楽天では中古書籍のみ販売のようです。Amazonには新品・紙の書籍版があるかも。
マンガと文章で分かりやすく、一首ずつ、百首全ての解説があります。特に歌人についての情報が詳しいなと感じます。
歌人の絵がなにげにその人の特徴を表しているのがいい感じ。(音楽にも長けている人なら琴を弾いてる絵だったりする。)
表紙はハードカバーです。
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『わたしたちの古典 百人一首』
すべての和歌を単語ごとに区切って、すべての品詞の解説をしてくれています。
それぞれの歌に合わせた写真もきれいです。
表紙カバーに切れ目が入っていて、月に見えるようになっている仕掛けが素敵だなあと思いました。すごく凝っていて本として装丁が美しいと思います。
それから歌人の家系図もよかったです。歌人同士のつながりが分かるので楽しいです。
CDの音声も付いています。
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原色小倉百人一首〔朗詠CD付〕 (シグマベスト) [ 鈴木日出男 ]
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『原色小倉百人一首(CDなし)』
百人一首にまつわる短編集の漫画でいろんなお話、いろんな歌が載っていて、どの話も素敵です。。
報われない恋の話とか切ないです。。情緒があって、グッときます。
※『うた恋い(うたこい)』」と『うた変(うたへん)』があります。
『うた恋い(うたこい)』の方は普通の漫画で、『うた変(うたへん)』は4コマ漫画です。
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フルカラー版 超訳百人一首 うた恋い。 1
もし紫式部が現代に生きるOLだったら・・というコミックエッセイです。
現代で言うならこんな感じかな?という置き換えがおもしろく、全体的にコミカルで笑える感じです。
百人一首の主要な歌がたくさん出てきます。フフっと笑いながら歌を学べてよかったです。
(※さらに、これとは別に「大鏡編」というバージョンもあります。表紙がよく似ているのでご注意を。
「通常編」は紫式部がスカート、「大鏡編」は紫式部がパンツスーツです。)
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『もしも紫式部が大企業のOLだったなら』
私が「百人一首」についてもっと知りたいな~と思ったきっかけのマンガです。競技カルタ部のお話。アツくて青春!を感じるお話です。
マンガは全50巻とかなりのボリュームですが、面白いので読みだしたら止まりません。
百人一首の歌の中身についても解説が時々出てくるので重宝しています。(かなちゃんやしのぶちゃんが出てくるパートは、歌の中身や意味について教えてくれる場面が多いです。)
アニメになったり、広瀬すずさん主演で映画化にもなりました。
しのぶちゃんがめっちゃしのぶちゃんでよかったです(松岡茉優(まゆ)さん)。マッケンユーの新もよかったです。
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コミック『ちはやふる』1巻(Amazon)
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映画『ちはやふる』上の句(AmazonPrime)
百人一首一覧
百人一首【五十音順】歌全部版
百人一首【五十音順】歌全部版 歌一部版
あ い う え お か き く け こ
さ し す せ そ た ち つ て と
な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ
ま み む め も や ゆ よ わ
2024年大河ドラマ『光る君へ』× 百人一首
2024年大河ドラマ『光る君へ』 × 百人一首
・紫式部(吉高 由里子さん)
57「めぐりあひて見しやそれともわかぬまに 雲がくれにし夜半の月かな」
・清少納言(ファーストサマーウィカさん)
62「夜をこめて鳥のそら音ははかるとも よに逢坂の関は許さじ」
・和泉式部(泉 里香さん)
56「あらざらむこの世のほかの思ひ出に 今一たびの逢ふこともがな」
・大納言公任(藤原公任)(町田 啓太さん)
55「滝の音は耐えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ」
・赤染衛門(凰稀(おうき)かなめさん)
59「やすらはで寝なましものを小夜ふけて かたぶくまでの月を見しかな」
・儀同三司母(板谷 由夏さん)
54「忘れじの行く末まではかたければ 今日を限りの命ともがな」
・右大将道綱母(財前 直見さん)
53「 嘆きつつ独りぬる夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る」
・大弐三位(藤原 賢子)(南 沙良さん)
58「有馬山いなの笹原風吹けば いでそよ人をわすれやはする」
・三条院(居貞(いやさだ)親王)(木村 達成さん)
68「心にもあらで憂世にながらへば 恋しかるべき夜半の月かな」
・左京大夫道雅(藤原 道雅)(福崎 那由他さん)
63「今はただ思ひたえなむとばかりを 人づてならでいふよしもがな」
・清原元輔(大森 博史さん)
42「契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波超さじとは」
第2回
・藤原兼輔(27)
「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」
(訳)子を持つ親の心は闇というわけではないが、子どものことになると道に迷ったようにうろたえるものです。
百人一首と勅撰和歌集10冊
勅撰和歌集について
・「勅撰(ちょくせん)和歌集」とは、天皇や上皇の命によりまとめられた公式の和歌集のこと。
・百人一首はそれまでの勅撰和歌集10冊の中から選ばれている。
・飛鳥時代の天智天皇から鎌倉時代の順徳院まで、約600年の間に歌われた名歌が収められている。
・百人一首には『古今和歌集』から選ばれた歌が一番多く、24首選ばれている。
平安前期 | 905 | 01 | 古今和歌集 (24) | こきん |
951 | 02 | 後撰和歌集 (7) | ごせん | |
平安中期 | 1005 | 03 | 拾遺和歌集 (11) | しゅうい |
1086 | 04 | 後拾遺和歌集 (14) | ごしゅうい | |
平安後期 | 1127 | 05 | 金葉和歌集 (5) | きんよう |
1151 | 06 | 詩歌和歌集 (5) | しか | |
平安末期 | 1187 | 07 | 千載和歌集 (14) | せんざい |
鎌倉時代 | 1205 | 08 | 新古今和歌集 (14) | しんこきん |
1235 | 09 | 新勅撰和歌集 (4) | しんちょくせん | |
1251 | 10 | 続後撰和歌集 (2) | しょくごせん |
百人一首・同じフレーズ
百人一首・同じフレーズ
・わが衣手~つつ
(1) 秋の田の仮庵の庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ
(15)君がため春の野に出でて若菜つむ わが衣手に雪は降りつつ
・ひとりかも寝む
(3)あしびきの山鳥の尾のしだり尾の 長々し夜をひとりかも寝む
(91)きりぎりす鳴くや霜夜のさむしろに 衣かたしきひとりかも寝む
・心も知らず
(35)人はいさ心も知らずふるさとは 花ぞ昔の香ににほひける
(80) ながからむ心も知らず黒髪の みだれて今朝はものをこそ思へ
・ものをこそ思へ
(49)みかきもり衛士のたく火の夜は燃え 昼は消えつつものをこそ思へ
(80) ながからむ心も知らず黒髪の みだれて今朝はものをこそ思へ
・夜半の月かな
57. めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲がくれにし 夜半の月かな / 紫式部
68. 心にも あらで憂世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな / 三条院
・さ夜ふけて
59. やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな / 赤染衛門
94. み吉野の 山の秋風 さ夜ふけて ふるさと寒く 衣打つなり / 参議雅経
・名こそおしけれ
65. 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ / 相模
67. 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ / 周防内侍
・秋の夕暮れ
70. さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕暮れ / 良暹法師
87. 村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕暮れ / 寂蓮法師