29. 心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 / 凡河内躬恒 – 百人一首note

29. 心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 / 凡河内躬恒

29. 心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花 / 凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)

(読み)こころあてに おらばやおらん はつしもの おきまどわせる しらぎくのはな

(訳)慎重に折るなら折れるでしょうか。一面に降りた初霜で見分けが付かなくなっている白菊の花が。


(作者)凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)。三十六歌仙の一人。『古今集』の撰者の一人。

59代宇多天皇、60代醍醐天皇に仕えた。勅撰集に200首の歌が残る歌人。